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DVD最終巻が昨日届きました。
初回版全8巻を揃えると画集が貰えます。
そのためにDVD買ったといっても過言ではない!!
でも全巻集めた人ってどれくらいいるんだろうね~…1000はいる?かな??
-概要-
『Production I.G×士郎正宗が、少年の心を持った大人たちに捧ぐ永遠のスピリチュアル浪漫譚!
地方の小さな町に住む3人の少年、古森太郎、大神信、中嶋匡幸は各々消し去ることのできない過去を持っていた。そんな彼らは突然、現世とは異なる世界“幽世”へ行き来することが出来るようになる。そして、その世界の冒険を通して“現世”、自身の脳の中と繋がっていることを発見していく…。』
あらすじはどう書いていいかわかんなかったんでamazonの紹介をコピー。
でも士郎正宗原作といってるが本人はほとんど製作にはかかわっていない模様。こんなかんじでっていう原案だけあげてあとは好きにして~みたいな感じらしい。
公式HPの士郎氏のコメントがあるんでちょっと紹介。
『(略)―今回は「原作マンガが存在しない状況でのアニメ作品企画」という事で、制作スタッフのオリジナル作品となっている。僕の作業は「ラフな企画概要メモの提出」だけである。主人公達は中学生で、大人の世界にふれはじめながら特殊な能力を失っていく「異能力の喪失と、大人という異質への変化」の物語と言えるだろうか(平たく言うと成長の物語?)。絵柄やストーリーは今風になり、また、少々生っぽい設定になるようだ。』
このコメントをアニメ放送中に読んでふーんと思う前にネタバレに驚愕した…なにがバレかは言わないけど。
まあ、下地だけ士郎氏のものを使ってアニメオリジナルストーリーをつくったというわけ。
感想なんだけど。
一話ずつの感想ならともかく全部終わってしまっての感想なんでなにから書いていいやらという感じ(^-^;
自分がこのアニメを見始めたきっかけは、その前にSerial experiments lainというアニメを見たからだった。
このlainというアニメがまたなんというか、私のカオスセンセーがビンビンに反応した秀逸な電波アニメでw
それでそのlainを見終わって、色々調べてたら、lainの監督と脚本家の人がまた一緒になってアニメを作ってるって言うじゃない。これはもう見なきゃ駄目だろうと思って、早速ニコニコで見た。
その時点で多分10話くらいだったかな~?私が幸運だったのはこのアニメを10話まで一気に見れたこと。しかもニコニコで本編を見れたこと。(今はニコニコ現行放送アニメ本編は全滅…その頃は一日二日は削除猶予期間があった)それで見事にハマってしまった。
まず、最初に見て際立っていたのが画面のつくりと音響。
一話冒頭の主人公・太郎の夢のシーンが特にこの効果が現れていると思う。私はそのシーンを見た時点で既にこのアニメにハマっていた。
一枚幕がかかったようなぼんやりした風景。そして唐突に現れる何者かの目。その目がゆっくり閉じられ、カチッとクリック音。
再び目を開くとそこは薄暗い廃屋。
そして目が見つめる視線の先の古びたパイプベッドに幼い少女がぐったりと横たわっている。
じっと目は少女を見つめる。
少女の唇に一匹のハエが止まる。不快なノイズ音。
再び目は閉じられ、つづいてヘリコプターの羽のブンブンという鈍い音。
目は遥か上空に移り、空から地上を見下ろす。見下ろす先の山には長い石段が続いている。
その石段を登る、髪の長い少女。
目はその少女を追う。
と、少女は不意に上を見上げる。
少女の視線と空に浮かぶ目の視線が合う。お互い見つめあい静止。
すると少女はふいっと目をそらし、階段を上っていく。
少年の叫び声が響き画面暗転。
何者かの目がゆっくり開く。視界には学生カバンとヘルメットが無造作に置かれている。
夕暮れの西日が差し込む部屋で少年がうつ伏せて寝ていた。
幾分だるそうに少年は体を起こし、机の上を探る。
手にしたのはテープレコーダー。テープの録音ボタンを押す。
「10月2日夕方5時25分。いつもん夢。今日もおねえちゃんは起きらんやった…」
この3分程度の流れで既になんだか予感がした。
なんの予感かはわからないけど、なんだかコレはすごいんじゃないか?っていう予感。
この1話冒頭はアニメ全編を通しても印象深いシーンだ。印象深いっていうかインパクトがあるシーン。
そんなんで見始めた神霊狩。
最初ニコニコの新作アニメ紹介でちらっと見たときはなんの興味も沸かなかったんですが、ホントに見て良かったアニメだと思う。
去年はほとんどアニメはニコニコで見てて(WOWOW見れないんで…)
ニコニコで見るときは一回目はコメなしで2回目はコメ付きで見るってのが私の中の決まりだった。神霊狩は言葉で説明してくれる部分もあればそうでない部分もあるんでそういう意味ではニコニコで見てるとみんなのコメントで補完できたから、毎回すごい面白かったな。
このアニメは視聴者の感覚に頼る部分が多くて、だからニコニコだといろんな意見があって興味深かったし、より楽しんで見れた。
まあ、圧倒的に多かったのは太郎可愛いってコメだったけどもねw
でも考えるとターゲット層がよくわからない作品だよな、と思う。
太郎が可愛いって言ってたのはたぶん大方女性。キャラクターも一見女性向けっぽいデザインと設定。
でも内容は異質といってもいい。間違いなく女性向けではない。
でももちろん男性向きでもない。
まあ最近は男性向け、女性向けの境界は曖昧になってきてますがね。
それでもやっぱり若干女性向けだろうか?
最後の太郎の女装なんかはまるっきり女子へのサービスかと思ったら、あれのモチーフは神話なんだそうで。(まあ単純に太郎のキャラの可愛らしさも要因だそうだけど)
そうなるとなんだかやっぱりよくわからないな~。
コメ書き込んでる中で小学生がいたけど、これ小学生が見て楽しめるものかな~とふと思った。じゃあどの年代なら楽しんで見れるかなと考えるとこれもわからない。
まあ、アニメ見るのに年も性別も関係ないけどね。
と、ここまで全く感想らしい感想を書いてない…(;・∀・)
でもな~ホントになに書いていいのかわかんないんだよ。
単純に見て面白いアニメなんだろうけど何が面白いのかって聞かれると言葉が見つからないんだ、コレが。
DVDについてくるブックレットを読むと「何」が面白いのか「何」が今までのアニメと違うのかということが少しわかる。(気がする)
ブックレットの中の中村監督はこんなことをコメントしている。
(第一話のコメントから抜粋)
『バストサイズでの台詞のやりとりを中心としたアニメーションではなく、日常芝居のなかでの些細な変化やリアクションを主としたシリーズだったので、アニメーターは相当苦労したのではないか、と思います。ぼく自身、日常芝居を要求されると、廊下を何歩で歩くのか、から始まりなかなか想像できませんし……。』
と、この一文を読んで私はなるほどと思った。
神霊狩はなんかアニメっぽくない。といっても実際に絵が動いているから紛れも無くアニメではあるんだけどなんだか違う。
食事シーンのリアルさ(これは多分監督の趣味だろうけど)、キャラクターの動作、台詞。全部妙に生々しい。
登場するキャラも本当にどこかにいるんじゃないかと思うような普通さだ。アニメではこういう普通さは中々見られないものじゃないかと思う。
ストーリー自体もなんだかんだ盛り上がっても結局地味だ。
ラストのあっけなさに最初は拍子抜けしたが、改めてその「普通さ」について考えてみると、やっぱり最後はあれでよかったんだと思うようになった。
どこかにある、あるいはどこにでもある日常の中から少しずつ場面を切り出して映像化した。そんなアニメだ。
記号化されていないキャラ、作画、演技。
こういった「普通」すぎる部分が昨今のアニメにはなくて逆に新鮮に感じたのかもしれない。
ただひとつ残念だったのが、このアニメが22話しかないこと。あと4話あったら…と思わずにはいられないです。
太郎と都のその後とか匡幸の家庭のその後とか、信とお母さんのその後とかすごい気になるんだが…。wowowさんひどいです。

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